元パラリーガルが発信する役立つ法律知識

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免許返納タイミング、自主返納、悩む高齢ドライバー

みなさんこんばんは。

 

私は元パラリーガル(弁護士補助職)で、数多くの交通事故案件を担当させてもらった経験があり、少しでも交通事故関連の情報を発信していけたらなと思っています。

 

今回注目したいのは、こちらの記事になります。

https://sun-tv.co.jp/suntvnews/news/2023/10/30/73196/

 

サンテレビNEWSさんの記事ですね。

「免許返納のタイミングは?高齢ドライバーの事故を減らす取り組み」

 

昨今の高齢ドライバーの交通事故については、メディアやSNSでもよく取り上げられていますよね。

実際の交通事故の件数としては、2004年の95万件越えをピークに、昨年は30万件ほどと、件数だけを見ればだいぶ減少しているにも関わらず、75歳以上の死亡事故件数は600件台で横ばいになっているそうです。

 

高齢者の事故が大事故に繋がりやすいことから、多くの自治体で70歳以上の高齢者に免許の返納を呼び掛けているとのこと。

 

日頃から運転しない方にとっては、免許の返納に抵抗はないかもしれませんが、少し都心から外れると車がないと「どこにもいけない」なんて方がいるのも事実ですからね。

 

そんな中、神戸市では免許返納について話し合うきっかけを持ってもらうため、ドライブレコーダーを使った補助金制度を始めた、というのが今回の話題ですね。

 

神戸市によると、「安全に運転できる方には引き続き運転してもらいたい。ただ、どうしても運転に不安のあるご家族の方もいるため、ドライブレコーダーを使って普段どのような運転をされているのか、安全運転ができているのかを運転診断したデータを参考に、免許返納についての話し合いのきっかけになれば…」とのこと。

 

神戸市の取り組みとしては、70歳以上の市民を対象に、来年3月29日まで高機能型ドライブレコーダーつきの保険契約や特約加入に1年間のみ1万円を補助してくれるそうです。

 

また、年内までに免許証を返納すると5000円分のICOCAカードがもらえるとのこと。

 

ICOCAカードっていうのは、SUICAみたいなものですね。

きっぷの機能をICカードにプラスしたカードになります。

 

というわけで、今回は神戸市の取り組みについて紹介してみました。

今回は神戸市でしたけど、各自治体で高齢者の免許の自主返納についての相談窓口も用意されているため、気になる方は一度調べてみることをおすすめしますよ。

 

というわけで本日はこの辺で終わりにします。

ではまた。